魅惑の飲み物、それはメロンソーダフロート

メロンソーダフロートが好きだ。まず見た目。普通は味から語るのではと思った方、少し考えてみてほしい。人間が最初に情報を手に入れるのは視覚からだ。メロンソーダは誰がなんと言おうと綺麗だと思っている。美しいというより綺麗。透き通ったエメラルドグリーンの上に浮かぶ、白いバニラアイスクリーム。それはさながら南国の海に浮かぶ島のよう。つやつやとしたさくらんぼが乗っていればさらに良い。緑と白と赤のコントラストの眩しさに、目を細めることしかできない。着色料だ、体に悪いなどという意見は全てスルーさせていただきたい。

目で楽しんだあとは、いよいよその味を堪能する。溶ける前に純白の塊を口に入れる。甘さに飽きてきたら、メロンソーダを。しゅわしゅわとした爽やかな口当たりが口をリセットしてくれる。ああ、なんという麻薬。この循環は止まらない。最後は溶けてきたアイスとメロンソーダを混ぜ合わせる。色が鈍くなりスムージー状になったそれをストローで吸う。おいしい。甘いバニラアイスクリームとスッキリとしたメロンソーダが舌の上でとろけ合う。それらメロンソーダフロートという名の宇宙をすべて飲み干し、至福のときを終わらせなければいけない。そうすることによって私たちは真のメロンソーダフロートマスターになれる。
ここまで徒然と語ってきたが、つまり何が言いたいかというと、私は今猛烈にメロンソーダフロートが飲みたい。  


そんな現実逃避の23時33分。さ、勉強しよ。

おわり